眼科通信

眼科通信Vol.162【子供の近視】

近視を病気のように考えている人がいますが、遠いところが見にくいだけの普通の目です。

近視とは?

目の前面には透明な角膜があり、その奥には水晶体と呼ばれるレンズがあります。

私たちはこれらを通してものを見ています。

目にはものを見るためのたくさんの仕組みがあります。

たとえば虹彩は、目に入ってくる光の量を調整するはたらきをしています。

網膜は光を感じる神経の膜で、視神経とつながって情報を脳に伝えています。

外から入った光は角膜と水晶体で折れ曲がり、奥にある網膜で像が

結ばれる仕組みになっています。

目に入ってきた光は、角膜と水晶体を通り屈折して、網膜に像が映し出されます。

ピントを合わせるために、水晶体の厚さを調節しています。

 

原因と対策

近視は小学校高学年から増え始めて、中学、高校と多くなっていきます。

目の屈折状態は眼軸の長さや、角膜や水晶体の屈折力によって決まります。

子供の目はこれらが成長とともに変化するので、近視になる子供が出てくるのです。

眼鏡で矯正できないくらい強い近視は遺伝に左右されるといえますが、

近視の大部分は遺伝的な要素が関係しているという程度にすぎません。

両親が近視だから子供が必ず近視になるとはかぎらないのです。

近業が多い生活習慣だと近視になりやすいことは確かなようです。

勉強、読書、テレビ、スマートフォン、

ゲームなど、現代の子供は近業中心の生活を送っています。

近視を予防するには、目に負担のかからない生活を送ることが大切です。

 

当院で行っている近視治療

・低濃度アトロピン

低濃度のアトロピンを一日一回点眼することで、近視の進行を抑制する治療です。

・オルソケラトロジー

就寝時に特殊な形状のハードコンタクトレンズを装用することで角膜の屈折を変化させ、

日中は裸眼で過ごすことができる矯正方法です。

 

 

詳しくは専門医へお尋ねください

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