眼科通信

眼科通信Vol.156【弱視】

弱視とは、視力が発達する時期に眼に適切な視覚刺激を
受け取ることができなかったことにより、視力の発達が遅れたり止まったりすることです。

ものを見る仕組み
わたしたちが見ているものは、角膜、水晶体(すいしょうたい)、
硝子体(しょうしたい)を通り、 網膜の中心(ものを見るうえで重要な部分)で像を結び、
その情報が視神経(神経線維の集まり)を通り、脳へ伝わります。

弱視とは?
視力が発達する時期(およそ2歳~8歳頃まで)に、眼に適切な視覚刺激を受け取ることが 
できなかったことにより、視力の発達が遅れたり止まったりすることを弱視といいます。
斜視(しゃし)、強い遠視や乱視、生まれつきの眼瞼下垂や白内障など、原因は様々です。

治療
・眼鏡を常にかける
・よく見える方の目を隠し、見づらい方の目で見る(遮蔽訓練)
※治療方法は症状により異なりますので、詳しくは眼科専門医へご相談ください。

弱視は早期治療がとても重要です。
お子様に気になる仕草や様子がある場合は、眼科専門医へご相談されることをお勧めします。

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